今日、SNSで記事を見かけて興味があり読んだのですが、14年程前に徳島県であった『野犬の崖っぷち犬』ってご存知ですか?崖に小さな野犬が取り残されていて、メディアでも大きく取り上げられて全国から『助けてあげて!』の声が上がり救出された1匹の野犬の話し。


救出された後に、里親様候補が沢山ありお家に迎えられたそうですが、元々が野犬である子で人間に懐かず脱走を繰り返し、1年後にセンターに戻って来たそうです。


私も小さな活動ですが、保護をしていると人間に懐く事に時間のかかる子がいます。保護をする事は場所や資金があれば何とかなるんですが、そこから長い月日の辛抱と葛藤があり譲渡出来るまでの長い道のりのスタートになります。


annexにも、記憶に新しい子であれば音羽さんが保護をしてから4年かかりました。
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七子ちゃんと一緒にお家に迎えて頂きましたが、まだまだ気難しいところもあり、音羽さん自身はご機嫌さんで過ごしていますが、きっと里親様自身は悩まれる事が多いかと思います。


私は、里親会でもお話ししますが猫側はもちろんですが
人間側も幸せであって欲しいという絶対的な思いがあります。そりゃあ子猫でない限りは、飼育トライアルでは大なり小なりご苦労をおかけしますが、双方共に少しの頑張りで家族になれる、ライフスタイルに合った子の選択をとお願いしています。

annexでも、保護をして1年10ケ月程になる蒼ちゃんと紅ちゃんがいます。

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普通に触れるようになるまでかなりの日数がかかりました。生後3ケ月程の子猫だったのに…です。

徳島県の崖っぷち犬と同じで、お外で生まれ過酷な環境で育った子は、子犬であろうと生後3ケ月の子猫であろうと、人間と共に生きていくという事は大変な事です。

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ただ生かすために保護をするだけなら、簡単ではないですが簡単なんです。でもそれでは幸せに生かしてあげる事は出来ないのです。

語弊があるかもですが、人間に寄り添い共生する事で本当の保護完了であり、それが自分だけのずっとのお家であって欲しくて、頑張っています。

『人と動物との真の幸せの共生』は何なのか?『崖っぷち犬』のストーリーから現在を知り、改めて考えさせられました。

ひとりよがりではない、本当の幸せの共生が出来るように猫達と向き合いたいと思います。

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